環境対応の床洗剤は、なにが環境対応なのですか?
2012年11月5日 4:54|洗浄剤|タグ: S.M.S.Japan,エコソフィ,ディバーシー,環境対応
環境対応の床洗剤が多く出ていますが、
そもそも「環境対応」とは具体的に、どう地球にやさしいのですか?
環境対応ではない洗剤は、すべて害があるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
日本では、現在のところ環境対応洗剤の基準がありません。
各メーカー独自の基準と環境対応ラベルを発行して対応しております。
参考までに下記評価システムで定めている基準が一般的です。
CASBEE(建築環境総合性能評価システム)
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①ph(水素イオン濃度):原液=pH5~pH9であること
②シックハウス配慮
・床用保護剤:厚生労働省策定の「室内濃度に関する指針値」対象物質である揮発性有機化合物(VOC)を原料に含まない事。原料に含まれる場合は、JISK3920(フロアーポリッシュ試験方法)-24(被膜からの放散成分分析)を実施し、その分析値が室内濃度指針値以下である事
・床用洗浄剤・トイレ用洗浄剤・ガラス用洗浄剤:厚生労働省策定の「室内濃度に関する指針値」対象物質である揮発性有機化合物(VOC)を原料に含まない事
③急性径口毒性:LD50:>2,000mg/kgである事
④VOC濃度:製品が定める最も高濃度希釈時のVOC含有率が洗浄剤<1%
床用保護剤<7%である事。(沸点260℃未満のVOC対象)
⑤有害性が判明している化学物資:特定化学物質の環境への排出量の把握等
及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)の「第一種指定化学物質」と「第二種指定化学物質」が指定割合以下である事。
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環境対応洗剤は、従来品に比べて生分解性が高く、処理に二酸化炭素排出量を少なくしたコンセプトの洗剤となります。
環境対応でない洗剤は、生分解性が低く、処理にかかる時間が長いため、それに伴う二酸化炭素排出量が高くなります。
生分解とは有機物が微生物の働きによって、二酸化炭素と水に分解される現象をいいます。
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